奈良時代から続く「織物の街」として栄えた群馬県桐生市。初代社長・村田兵作は、『織物をもっと多くの人に楽しんでもらいたい』という想いのもと、繊維準備機・紋織機の製造販売を主たる事業とする「村田鉄工所」を明治28年に創業しました。それが、現在の株式会社村田工業のはじまりです。

ジャガード織機や管巻機等の改良からスタートした当社は、大正10年には桐生市における力織機の第一号機「村田式力織機」を開発・量産。織機を機軸とした様々な製品を世に生み出し、日本を代表とする織機メーカーとなりました。

その後、織機製造で培った鉄加工技術を活かし加工機械を製造、自社加工機械を利用して航空機部品を製作、と時代の流れやニーズに沿う形で柔軟に主力業態を変え、現在では太田市内の工場にてディーゼルエンジン用の燃料噴射ポンプを中心とした自動車部品の製造を行っております。いつの時代においても、ニーズにマッチした商品を提供できる、お客様のご期待を越えられる企業であり続けるため、邁進して参ります。